アルブカ コンコルディアナ
この記事カテゴリーでは、アルブカ コンコルディアナについて書きます。
現状、[日々の記録]と[実生記録]の2つのサブカテゴリに記事を書いています。
南アフリカ原産、ケープバルブと呼ばれる球根植物の1種です。
葉は青灰色、平らで、縦方向に細かく溝があり、
無毛でべたつきません。
葉はコルク抜きの形でカールします。
秋に芽吹く、冬型の植物です。
写真の株は、当初2球導入した系統で、私が細葉系と呼んでいる株の中の1鉢。これとは別に太葉系と呼んでいる後補の1株だった系統もあります。
太葉系は、もっと葉が太くて、巻がゆるいです。
[日々の管理]
[秋]
球根から芽吹きます。よく日や風に当てましょう。水は厳しめに、でも、少なすぎると葉先が枯れちゃいます。バランスが難しいです。水が多すぎるのは、一番よくないパターンです。根や球根が酸素不足に陥ると、腐敗し、枯れにつながります。天気の良い日が続いている時は、週に1回程度の水遣り頻度になっています。雨に当たったら適宜調整しています。
土は、排水性の高いものを利用しましょう。当家では、プロトリーフというブランドのサボテン多肉植物の土を使っています。育てることを重視した適度な水持ちのある配合という点に乗せられています。
[冬]
秋と同様の管理をしてます。静岡県でも暖かい地方の我が家では、氷が張る日も少なく、多肉系も全部、外に出しっぱなしです。当家では数年来、問題は出ていませんが、冷える地域では、対策が必要になりそうな気がしています。
[春]
大人株は、花の季節になります。だんだん、水は少なめに。種から育てた場合、花を咲かせるのは3年目以降になるでしょう。種を作らせるためには、遺伝子の異なる株が必要かもしれません。少なくとも自分はそうでした。ただし、1株しかないけど種ができたという栽培記録も見受けられます。
[夏]
葉が枯れ、休眠期に入ります。水は、ほぼあげません。冷暗所でほったらかしにするのが正解です。
私は、7月上旬にいったん掘り上げてます。増えた分球の回収のためです。そして8月頭には、また植えなおしています。増えた球根の回収とかを考えなければ、そのままでいいです。
[虫や病気]
特定の害虫や病気に関して、問題は見受けられません。その面では気を使う必要のない品種です。
[実生]
本ブログの別記事に、実生記録がありますので、そちらをご覧ください。
[アルブカ コンコルディアナ 栽培歴]
2016
球根2つ購入(細葉系のよく巻く株だった) 分球で少し株数増える。 花が咲き、受粉作業してみるも種はできず、同じ遺伝子株かな。
2017
球根1つ購入(太葉系の巻きがゆるい株だった) 。種を10粒ほど購入し、実生してみる。芽は出たが、腰水をやめたタイミングで多くを枯らしてしまった。 2本だけ残って、成長中。 分球でさらに増える。 太葉系と細葉系の交配で、種ができた。
2018
昨シーズンの自家種で実生に挑む。 無事発芽。腰水停止後も乾燥に気をつけ、多くが残る。 分球でも、株数は増え続ける。
2019
購入種の実生株は3年目に、自家種の実生株は2年目に。 あまり増やしてもということで、今年は種まきせず。 株が増えたので、種も数百粒採れるように。 種の一部は、ヤフオク、メルカリ等で販売できた。 球根の一部も、ヤフオクで販売。 分球で株は増え続ける。
2020
現在、150ポットほどまでに増え、育苗箱のものも含めると株数としては200株を超える量に。 今年は、記録をとるために、実生を行う予定。 ブログを始める1つの理由が、このアルブカコンコルディアナの実生日記をつけること。
実生したり、分球が増えたりで、200株ほどまでに増えてしまいました。
さすがに増やしすぎたので、ヤフオク・メルカリなどで放出していくつもり。